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見積書を受け取った人のための逆算ツール

その太陽光、
いくらまでなら払っていいか。

「何年で回収できるか」ではなく、「何年で回収するには、いくら以下で契約する必要があるか」を計算します。 パワコンの交換費用、パネルの経年劣化、卒FIT後の売電単価の下落—— 販売側の試算に入っていないことが多い3つを、最初から織り込んでいます。 条件しだいでは「回収できない」と表示します。わたしは太陽光を売っていないので、その結論を出せます。

このツールは一条工務店の家を前提にしています。 パネルは1枚245Wの枚数、蓄電池は7.04kWhの台数、パワコンは10kW未満に収める前提で、 消費量は全館床暖房・オール電化の家の実測から積み上げています。 他社で検討している方も使えますが、読み替えが要ります。 パネルは合計出力が合う枚数を入れ、年間使用量・パワコン出力・1kWあたり発電量は詳細設定で直接入れてください。 蓄電池だけは7.04kWh単位のままなので、容量が違う場合は近い台数で読み替えることになります。

このページの内容(7項目)
  1. 1. 結論
  2. 2. これから建てる家の条件を入れる
  3. 3. 回収の推移
  4. 4. 前提を振ったときの幅
  5. 5. 年ごとの内訳
  6. 6. 使っている前提
  7. 7. 相場を確かめる

1. 結論

この条件で回収するには

— 円以下

—

—

—

この条件で—円以下 年—kWh で計算中

2. これから建てる家の条件を入れる

いまの電気代は聞きません。建てる直前は賃貸や旧宅で、断熱も広さも違うので、 その電気代から全館床暖房・オール電化の家の消費量は出せないからです。 かわりにわが家の実測を内訳に分解して、条件ぶんだけ積み上げます。

① 見積の総額未入力

太陽光と蓄電池の合計。補助金を引く前の金額です。補助金は詳細設定で別に引きます

② 延床面積30 坪

冷暖房はここで決まります。わが家の実測は32坪で年2,141kWh、 坪あたり67kWh。エアコンと床暖房を時期が来たらつけっぱなしにする前提の数字です (東京・日中も在宅の1軒から出した概算)

③ 家族の人数3 人

給湯と、昼に回す家電(乾燥機・調理)がここで動きます。 わが家は大人3人で年2,513kWh。1人増減ごとに600kWhで見積もっています(概算)。
 わが家はシャワーのみ。毎日ためるなら年1,000kWh前後増えます

④ 電気自動車なし

カタログのWLTC値に、わが家の実測比1.3倍を掛けています (サクラで年5,000km→750〜850kWhだった実測から)。 外の急速充電ぶんは家のメーターを通りません。 スーパーチャージャー中心なら割合を下げてください。いまは —
リーフは40kWhの従来型の値です。2026年に出た新型は諸元を確認できていないので入れていません

⑤ パネルの枚数30 枚 = 7.35 kW

一条工務店は屋根に載る枚数で容量が決まります。わが家は1枚245Wで42枚=10.29kW、 載せられる上限は55枚=13.475kW。1枚あたりの出力は契約年や屋根の仕様で変わるので、見積書の数字で読み替えてください

⑥ 蓄電池なし

一条工務店の蓄電池は7.04kWh。0台・1台・2台から選びます。 わが家は1台。2台目の効果は卒FIT後のページで日別データから試算しています

⑦ エコキュート昼に沸かす

設定ひとつで年1.5〜2.5万円変わります。 昼に沸かせば自分で作った電気を使えますが、夜に沸かすと買電になります。 わが家は昼。設備と工夫に実測を載せています

⑧ お住まいの都道府県東京都

選ぶと「1kWあたり年間発電量」が切り替わります。 気象庁の全天日射量の平年値(1991〜2020年)にもとづく値で、 いまは —(—の観測値から算出)。 屋根の向き・傾き・影は反映していません。係数はパネル容量あたりの実測を基準とし、パワコン制限が基準住宅より強い場合は発電量をさらに減らします。制限が軽くても係数を上乗せしません。詳細設定で直接入れることもできます

積み上げた年間消費電力量— kWh

—

この数字がいちばん結果を動かします。 実際の使用量が分かる方は、詳細設定で直接入れれば上書きできます

年間の使用電力量7,296 kWh

ふだんは②〜④の条件から積み上げた値を使います。 ここを動かすと積み上げより優先されます。 すでに同じような家に住んでいて検針票の使用量が分かる方は、12か月ぶん足した値を直接入れてください。

1kWあたりの年間発電量1,129 kWh/kW

既定値はこの家の実測(11,614kWh ÷ 10.29kW)です。東京・屋根一体型・パワコン9.9kW制限という条件での値なので、 そのまま他の地域に当てはまるものではありません。住宅用の一般的な目安は年1,000〜1,200kWh/kWです

パワコンの出力制限5.0 kW

通常はパネル容量と同じか少し小さい値。10kW以上は産業用(全量買取)になり、この試算の前提から外れます

補助金の合計0 円

国・都道府県・市区町村を合わせた額。スライダーではなく直接入れます (自治体によっては200万円を超えるため、上限を設けていません)

買電単価38.7 円/kWh

基本料金と再エネ賦課金を含めた実質単価。既定値はこの家の実測(91,238円 ÷ 2,356kWh = 38.73円を、刻みに合わせて38.7円)。自家消費で浮く電気をいくらと見るかがこの単価です

電気料金の上昇率1.0 %/年
FIT売電単価15 円/kWh

契約年度の調達価格。2026年度は1〜4年目24円・5年目以降8.3円の2段階です

卒FIT後の売電単価8.5 円/kWh
パネルの年間劣化率0.5 %/年
パワコン交換費用250,000 円 / 15 年目
年間の維持費4,700 円/年

既定値は4年ごとの点検2万円×7回を30年で割ったもの

3. 回収の推移

累積の損益。0円の線を上に抜けた時点が回収完了です。パワコン交換の年に段差が出ます。

4. 前提を振ったときの幅

電気料金の上昇率・卒FIT後の単価・年間消費量を振って、許容額がどこまで動くかを見ます。単一の数字だけを信じないための表です。

5. 年ごとの内訳

6. 使っている前提

計算の土台は、この家の実測データ365日分です。 年平均ではなく1日ずつ回して、その日に余った電気・足りなかった電気から売電量と買電量を出しています。 直接自家消費は、実測の日ごとの負荷と発電をそれぞれ伸縮し、小さい側を上限にします。自家消費量は発電量と年間消費量の両方が上限になるので、容量を上げても破綻しません。 消費や発電の日別の形はこの家のままです。EVの充電時間や、地域ごとの暖房需要までは推定していません。元データはCSVで公開しています。

消費電力量の積み上げ方。 わが家の基準期間365日の実測 8,227kWh を、次の4つに分解しました。 基準となる内訳は自宅の実測から推定しています。人数・湯船による増減は仮定です。

内訳年kWhどう出したか何で動くか
地の消費2,773冷暖房を使わない4〜5月の夜0〜5時が0.32kWh/h。就寝中で調理も給湯もない時間なので、待機電力・冷蔵庫・換気だけが残る。×24×365ほぼ固定
冷暖房2,141年間合計から「いちばん低い月(2025年10月・1日16.7kWh)が1年続いた場合」を引いた分。エアコンと床暖房は時期が来たらつけっぱなしなので、季節の底上げとして出る延床面積(32坪→坪67kWh)
給湯+昼の家電2,513残り。給湯と乾燥機・調理は同じ時間帯に重なるため分離できず、まとめて扱う人数・湯船
EV(自宅充電)800日産サクラで年5,000km走って750〜850kWh。カタログのWLTC値124Wh/kmに対して実測は約1.3倍走行距離・車種・自宅充電の割合

この家の条件を入力すると、坪単価の丸めとEVの換算を含めて8,236kWhで、実測8,227kWhとの差は9kWh(0.1%)です。

この積み上げの限界。 1軒ぶんの実測です。東京・大人3人・日中も在宅・シャワーのみ・乾燥機はほぼ毎日、 エアコンと床暖房は春秋以外つけっぱなし。坪あたり67kWhも、1人あたり600kWhも、この1軒から出した概算で、 寒冷地や間取り、暮らし方で変わります。とくに人数による増減は、給湯と昼の家電を分離できていないため根拠が弱い部分です。 同じような家にすでに住んでいて検針票の使用量が分かる方は、詳細設定で直接入れてください。

EVの1.3倍という実測比も、日産サクラ1台から出したものです。 車種別のWh/kmは各社が公表しているカタログのWLTC交流電力量消費率で、 冬の暖房や市街地走行での差はカタログ値ほど小さくありません。

都道府県別の発電量の作り方。 気象庁が公表している全天日射量の平年値(1991〜2020年)を、各県の代表観測地点ぶん集めました。 東京の年間水平面日射量は1,288kWh/m²で、そこでのわが家の実測は1,129kWh/kW。比は0.877です。 屋根の傾きによる増加とシステム損失を合わせた実効値にあたります。この比を全国の日射量に掛けています。
結果は1,040〜1,325kWh/kW(1.27倍の開き)。 日射観測のない12県は近隣の観測地点で代用しており、画面に「近隣で代用」と表示されます。
出典:気象庁「過去の気象データ検索」。 同庁のデータを当サイトが加工して作成しました。

この係数の限界。 もとになっている実測は東京の1棟だけです。屋根の向き・傾斜・影・気温・積雪は反映していません。 同じ県でも山沿いと海沿いでは違いますし、北向きの屋根なら大きく下がります。 目安として使い、実際の見積りに書かれた予想発電量と必ず突き合わせてください。 詳細設定で直接入力もできます。
なおNEDOの日射量データベースは、商業目的の複製には事前連絡が必要で改変も禁じられているため、使っていません。

これは試算であって、保証ではありません。 電気料金も売電単価も制度も、30年のあいだに変わります。 特定の業者や商品を評価するものではなく、入力された金額と条件から計算した数字を表示しているだけです。 契約前には必ず複数社の見積もりと、施工会社自身の試算を突き合わせてください。

7. 相場を確かめる

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このツールが出すのは「いくらまでなら払っていいか」だけです。 目の前の見積もりが相場から離れているかどうかは、他社の見積もりと並べないと分かりません。

一条工務店施主の記録/電気代と総額の実測

一条工務店で家を建てた一個人が、自宅の実測値と手元の書類をもとに書いている記録です。一条工務店とは資本関係も業務上の関係もなく、公式サイトではありません。掲載している数字はこの1軒のものです。

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